実質年率ってなに?正しく知っておくべき金利の話


クレジットカードやカードローンなどの案内を見ていると、「金利」や「利息」、「実質年率」という言葉がひんぱんに出てきます。何気なく読み飛ばすこれらの言葉ですが、なぜ使い分けがされているのでしょうか。
今回は知っているようで知らないお金を借りたときに発生する「金利」や「利息」、「実質年率」の内容や違いについて見てみましょう。

実は微妙に異なる「金利」と「利息」、「実質年率」

お金を借りて返すときには借りていた金額や期間に応じて、事前に定められた利率や計算に基づいて上乗せして返済する金額が発生します。この事前に定められた利率を「利息」、借りたお金(元本)に対する利息の割合を「金利」、金利とは別に発生する各種手数料と金利を合算した割合を「実質年率」といい、実はこの全てが微妙に指している対象が異なります。それぞれの詳しい内容を見てみましょう。

借りたお金に対してかかる利息の割合を表す「金利」

金利とは、借りたお金に対して生じる利息の割合を表した数値であり、変動制・固定制を問わず商品詳細には必ず詳細が記載されている数値です。

例えば金利18%で10万円の借り入れをすれば、
100,000*0.018=18000
となり、利息として1万8000円が発生する計算となります。

この発生する利息を割合で表しているのが「金利」であり、元本を1年間借り入れたと過程したときに発生する割合をパーセンテージで表します。

実際に発生する金額である「利息」

発生する金額の割合を表す金利に対して、実際に発生した金額を指すのが「利息」です。先の計算を当てはめれば、元本10万円に「金利」18%をかけることで発生した1万8千円が「利息」となります。
実際の返済では元本と利息を合わせた金額を返済するため、この場合は11万8千円を返済する必要があります。しかし、実際の返済では利息だけでは収まらない様々な要素も発生するため、利息とは別に「実質年率」という考え方が発生します。

最終的な返済金額にかかわる「実質年率」

元本に金利をかけることで単純に求められるのが利息ですが、実際の返済では元本と利息の他に、様々なコストが含まれています。では実質年率と金利が異なる点として、実質年率には利息以外に発生する事務手数料や保証料などの様々な経費が含まれていることがあげられます。カードローンを利用してお金を借りるときには、安全な借り入れ・返済のために私たちの意識しない部分で安全装置となる様々な取引と取引を保障するためのお金が発生しています。
これらの目に見えにくい様々な費用と、発生する利息を引っくるめて返済に必要となる金額のことを、「実質年率」といいます。実質年率は金利部分に様々な手数料を上乗せしたものとも言い換えられるため、金利よりも実質年率のほうが高くなると考えておきましょう。
また、カードローンやクレジットカードなどの商品案内では、例外なく「金利」表記ではなく「実質年率」表記となっています。あまり意識することはありませんが、金利よりも実質年率のほうが高くなるため、利用者の誤解を防ぐために法律で定められているのです。

おわりに

このように、同じ意味でつかわれがちなこれらの言葉は詳しく見てみると微妙に異なり、正しい使い分けをすることが欠かせない言葉であることがわかります。その内容と使い分けを踏まえておくと、イザというときに役立つことがあるかもしれませんね。